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執筆者の写真大和所作塾

心を整える(第2章)

更新日:6月17日

1「心を整える」ー第2章①ー


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より


『時の流れがあらゆるものを”中道”になおしてゆく』

 

時の流れの途中にさまざまな

”けがれたもの”があっても

やがて、川の流れのように清められて

大きな海に流れ込んでゆくように!

 

長いめでみなければ、

人間の小さな悪業などはつまらぬもの

そう考えると私達は目先の損得や怒りにとらわれず、毎日を心おだやかに過ごせるものではないだろうか?


和室に飾られた紫色の花



2「心を整える」ー第2章②ー


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

ー「四門出遊(しもんしゅつゆう)」の物語  ー

釈迦(若きブッダ)が宮殿の東西南北の4つの門から出かけたとき、さまざまな者に出会う!

 

東門では老人、

南門では病人、

西門では死人であった。

これによって彼は

「老」「病」「死」の苦しみを知った。

 

北門で修行僧に出会った。

貧しかったが穏やかで、満ち足りた表情であった。

 

彼は問う!

「凡人は老・病・死を悩み恥じ嫌悪するのだろう?」

 

その後すぐ王子の暮らしを捨て家出をする。

私達は「老」「病」「死」をおそれ、悩み、苦しむのだろうか?


白いアジサイ



3「心を整える」ー第2章③ー


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

中道思想とは

極端な快楽(主義)は卑しく

その反対の行きすぎた苦行は無益である。

 

その両方にかたよらず、

真実の道をみつけること!は、

相反するものの中ほどといった

安易なものではなく

 

自分で迷いながら課さなければならないという!

 

私達は、どのような迷いをもているのか

理解しているだろうか?


花のつぼみ



4「心を整える」ー第2章④ー


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

「人間の持って生まれた迷い」とは?

〈四苦八苦〉である。

 

⚪︎生・老・病・死

⚪︎愛別離苦(あいべつりく)

⚪︎怨憎会苦(おんぞうえく)

⚪︎求不得苦(ぐふとっく)

⚪︎五蘊盛苦(ごうんしょうく)

 

漢字をみて、なんとなくわかるでしょう。

私は、最後の五蘊盛苦がわからず調べました。

 

「自分の心や、自分の身体すら思い通りにならない苦しみ」

 

アスリートの苦しみは

尋常ではないかと想像できます。

私達はこの迷いから

どう克服したらよいのでしょうか?


紫色の花



5「心を整える」ー第2章⑤ー


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

 

「迷いにとらわれない方法」

『苦諦→集諦→減諦→道諦』です。

どういうことかと言いますと

⚪︎人生が苦しみに満ちていることを悟る

→⚪︎その苦しみの原因があることを知る

 (人生苦にも必ず原因があることを悟る)

→⚪︎苦しみのもとの執着を捨てる

→⚪︎すべてにおいて執着のない正しい道を歩む(行う)

          〈四聖諦〉(ししょうたい)

「正しい道」とは何であろうか?


ピンク色の花



6「心を整える」ー第2章⑥ー


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

「迷いにとらわれない方法」は

昨日投稿いたしました。

では、どのような行いをしたらよいのでしょうか?

 

〈八正道〉(はっしょうどう)

「正見」:正しいものの見方をすること

「正思惟」:正しい認識をもつこと

「正語」:正しい言葉を用いること

「正業」:正しい行為を行うこと

「正命」:正しい生活を営むこと

「正精進」:正しい努力をすること

「正念」:正しい反省をすること

「正定」:正しい精神統一を行うこと

 

私が学び師事し、伝えてきた

「日本伝統文化の真髄」

「日本礼儀作法の根源」

が集約されております。

 

市川うららFMラジオ『志富のOHGI』のテーマ

「まずは所作から」「モテ方よりモテ型」

で放送しております。


黄色いウェットフラワー

「心を整える」ー第2章ー

次は「心を整える」ー第3章ーへと続きます。



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