1「心を整える」ー第2章①ー
【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より
『時の流れがあらゆるものを”中道”になおしてゆく』
時の流れの途中にさまざまな
”けがれたもの”があっても
やがて、川の流れのように清められて
大きな海に流れ込んでゆくように!
長いめでみなければ、
人間の小さな悪業などはつまらぬもの
そう考えると私達は目先の損得や怒りにとらわれず、毎日を心おだやかに過ごせるものではないだろうか?
2「心を整える」ー第2章②ー
【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より
ー「四門出遊(しもんしゅつゆう)」の物語 ー
釈迦(若きブッダ)が宮殿の東西南北の4つの門から出かけたとき、さまざまな者に出会う!
東門では老人、
南門では病人、
西門では死人であった。
これによって彼は
「老」「病」「死」の苦しみを知った。
北門で修行僧に出会った。
貧しかったが穏やかで、満ち足りた表情であった。
彼は問う!
「凡人は老・病・死を悩み恥じ嫌悪するのだろう?」
その後すぐ王子の暮らしを捨て家出をする。
私達は「老」「病」「死」をおそれ、悩み、苦しむのだろうか?
3「心を整える」ー第2章③ー
【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より
中道思想とは
極端な快楽(主義)は卑しく
その反対の行きすぎた苦行は無益である。
その両方にかたよらず、
真実の道をみつけること!は、
相反するものの中ほどといった
安易なものではなく
自分で迷いながら課さなければならないという!
私達は、どのような迷いをもているのか
理解しているだろうか?
4「心を整える」ー第2章④ー
【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より
「人間の持って生まれた迷い」とは?
〈四苦八苦〉である。
⚪︎生・老・病・死
⚪︎愛別離苦(あいべつりく)
⚪︎怨憎会苦(おんぞうえく)
⚪︎求不得苦(ぐふとっく)
⚪︎五蘊盛苦(ごうんしょうく)
漢字をみて、なんとなくわかるでしょう。
私は、最後の五蘊盛苦がわからず調べました。
「自分の心や、自分の身体すら思い通りにならない苦しみ」
アスリートの苦しみは
尋常ではないかと想像できます。
私達はこの迷いから
どう克服したらよいのでしょうか?
5「心を整える」ー第2章⑤ー
【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より
「迷いにとらわれない方法」は
『苦諦→集諦→減諦→道諦』です。
どういうことかと言いますと
⚪︎人生が苦しみに満ちていることを悟る
→⚪︎その苦しみの原因があることを知る
(人生苦にも必ず原因があることを悟る)
→⚪︎苦しみのもとの執着を捨てる
→⚪︎すべてにおいて執着のない正しい道を歩む(行う)
〈四聖諦〉(ししょうたい)
「正しい道」とは何であろうか?
6「心を整える」ー第2章⑥ー
【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より
「迷いにとらわれない方法」は
昨日投稿いたしました。
では、どのような行いをしたらよいのでしょうか?
〈八正道〉(はっしょうどう)
「正見」:正しいものの見方をすること
「正思惟」:正しい認識をもつこと
「正語」:正しい言葉を用いること
「正業」:正しい行為を行うこと
「正命」:正しい生活を営むこと
「正精進」:正しい努力をすること
「正念」:正しい反省をすること
「正定」:正しい精神統一を行うこと
私が学び師事し、伝えてきた
「日本伝統文化の真髄」
「日本礼儀作法の根源」
が集約されております。
市川うららFMラジオ『志富のOHGI』のテーマ
「まずは所作から」「モテ方よりモテ型」
で放送しております。
「心を整える」ー第2章ー
次は「心を整える」ー第3章ーへと続きます。
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